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家族の将来を見据えたバリアフリー計画

by 8月 30, 2020

現在ご依頼いただいている物件。
このようなパターンは今はまだ少ないですが、長く住まうお家、将来年を重ねてからもストレスなく住めるように、プランの時点でできることがあります。
今回は、いくつかポイントをご紹介しますね。

今大阪で設計させて頂いているご自宅、プランニングの検討を何度も何度も重ねております。

実はご家族にお身体の不自由な方がいらっしゃるのです。

ご自身で動くことができず、ご家族やヘルパーさんが生活の全てをサポートされています。

リフトを使っての介護を採用予定。新築時に動線や寸法など細かい検討が必要になります。

1のぼりやすい階段

階段の1段の高さをできれば20cmを切るように計画するのがよいです。

長く介護をされたお客様が、
「階段の高さが20cmを切ると5年自分の足で登れる期間が増えるのよ。」
と教えてくださいました。

でもただ高さを低くすればよいというわけではありません。

高さが低くなると奥行も広くしないと登りにくくなってしまいます。

登りやすい高さと奥行のバランスが大切です。


また、二階リビングの場合は将来階段用リフトを設置するために幅を広げておくと圧迫感がなくてよいかもしれません。


写真の階段は、リフト設置を見据えて、少しゆとりのある階段幅にしています。

2介護しやすいトイレ

介護する方がどのような状態にあるかによって計画が変わりますが、まずは引き戸にしておくとよいです。

開き戸だと自分が一歩引かなければ扉を開けることができませんが、引き戸だと自分は動かずに扉を開けることができます。

脚が悪くなったり、車いすになると引き戸が楽です。


写真の事例は、扉を正面と側面の二箇所に設けた事例です。


正面からアクセスし、脱衣室側につながる側面の引き戸の部分へ介護する方が移動してサポートできるようにしました。

3手摺を設置する、もしくは下地を入れておく。

洗面、トイレ、玄関など服や靴を脱ぐ動作をするところには手摺があると便利です。


今の時点で必要ない場合は、下地だけでも入れておいて将来付けられるようにしておいてもいいですが、高齢の方だけでなく、意外と子どもも手摺を使います。


手摺がないと、どうしても壁に手をついて手垢が目立ってしまうこともあります。


天然木の手すりなどインデリアとしても素敵なものがありますので、ぜひ採用してみてください。

まとめ

長く住まうお家。
今回ご紹介させていただいたお家のように、将来を見据えてバリアフリーの計画をしておくと、ずっと快適に過ごすことができます。

毎日の食事には安全・安心を求めても、
家にどんな素材が使われているか、
それが身体にどんな影響を及ぼすか
を考えている人は少ないかもしれません。

でも、毎日暮らす家が健康に影響を与えるとしたら…。


わびすきでは、設計士の子育てと家づくりの経験から
無添加住宅の設計代理店として、
むかしの家づくりのバランスをお手本に
漆喰や天然石、無垢材など
吟味を重ねた天然素材を使用した
安心して暮らせる家を提案しています。


それと同時に、
子育て中のママを助けるアイデアも盛りだくさん。


どんな暮らしをしたいのかを
しっかりヒアリングして
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8月 30, 2020 | by | TEL: chieko@wabisuki-arc.jp
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