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自然の循環を邪魔しない家づくり

自然素材を使った例

自然素材を使った環境にやさしい家づくりをご提案しています。家づくりをするということは少なからず自然の循環に負荷を与えてるいます。木を伐採たり、大地にコンクリートを流したり、材料を作るにも生産段階でたくさんのCO2を発生させているのです。

 

自然素材を使っているからといって、環境にいいことをしているわけではありません。家づくりをするならせめて、自然の循環に与える負荷を最小限にできるようにしたいと考えています。

 

木、漆喰、紙、石、アルミなど自然に還りやすい、再利用しやすい材料を使ったり、メンテナンスが不要で長持ちする材料を使ったり。例えば石の屋根は腐ったりしないので、次の代まで使えたりします。また、断熱、気密の計画をしっかりして、給湯や冷暖房のエネルギーを極力少なくするというのもとても大切です。

 

 

漆喰

調湿性能/結露しにくい!

微細な多孔質の素材であるため、優れた吸湿・放湿性があります。空間の湿度を適度に調節することで結露を防止し、建物の耐久性を維持します。また、湿度の高い夏は湿気を吸い込み、乾燥した冬には湿気を放出し、居心地の良い室内環境をつくります。(性能の限界を超えた、過度の加湿・暖房は結露お起こします。ご注意下さい。)

 

耐火性能/火に強い!

建築基準法第2条第9号基準に適合。ほとんど無機の不燃性の素材で構成された防火材です。化学建材のようにダイオキシンなどの有害ガスが発生することもありません。昔の城や蔵が漆喰で塗られていたのも、漆喰が火に強いからなのです。

 

抗菌性能/カビ・ダニに強い!

漆喰は強アルカリ性のため、有機物を分解する殺菌機能があります。主成分の消石灰の作用により、細菌の生育・増殖を抑え、カビやダニの発生を防止します。近年、鳥インフルエンザの際に、殺菌のためにまかれたのも漆喰と同じ石灰です。

 

防汚性能/汚れが付きにくい!

漆喰の成分の炭酸カルシウムは静電気を溜ない安定した物質といわれています。その為、ほこり等が付きにくいので、汚れずその白さを長期に保てます。また、無添加住宅で施工された老人ホームの汚物処理室でも汚れが付きにくく、臭いもほとんどしないと言う報告もうけております。

 

吸着性能/化学物質を吸着分解!

吸着試験

シックハウスの原因といわれるホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を吸着し分解します。

 

安全性能/高い安全性!

石灰岩

石灰岩

漆喰はクロスや合板と違い化学接着剤を必要とせず、それ自身が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こして固まりますので、シックハウス症候群の原因の一つであるホルムアルデヒドやVOC揮発性有機化合物(トルエン、キシレン等)を放出することはありません。また、固まった漆喰の成分は炭酸カルシウムなので人にとって最も親和性のある、食べられるくらい安全な物質と言えます。

(固まる前の漆喰は、強アルカリ性なので食べられません。)

 

意匠性能/感じがいい、白い輝きと質感!

他の素材では表現できない漆喰壁の白い輝きは、漆喰が空気中の二酸化炭素と化学反応を起こし,元の石灰岩と同じ成分の炭酸カルシウムの結晶となり少しずつ硬化していきます。その白い結晶が光を乱反射し漆喰独自の白い輝きを放つのです。漆喰壁には自然な独特の風合いと質感があります。経年変化しても、いつまでも飽きのこない外観やインテリアを演出します。

 

メンテナンス性能/お手入れ簡単!

ちょっとした汚れは消しゴムで消すか、カッターナイフで削って消します。また、全体に汚れた場合は薄めた漆喰をローラーなどで塗ってきれいにします。これらはお客様ご自身で手入れすることが可能です。新建材は初めはきれいですが、汚くなると手入れをしたところで新しく貼り替えない限り惨めさは拭いきれません。漆喰などの天然素材は、年数を経るとそれなりになじんでくる良さがあります。

 

「無添加住宅オリジナルしっくい」

インフルエンザの感染力を低減

「無添加住宅オリジナルしっくい」に、鳥インフルエンザの感染力を低減させる作用があることがNPO法人バイオメディカルサイエンス研究会習志野実験室にて確認できました。今回の検査は、無添加住宅オリジナルしっくいにウイルスを付着させて行いました。ウイルスは付着直後から不活化し、感染価は急激に減退。回収できたウイルスが0.033%未満で99.967%低減しました。検査開始15分後では更に顕著で、回収できたウイルスが0.000588%未満で、99.999%の低減となりました。しっくいの解毒作用でウイルスが死滅したのか、しっくいに吸着されてしまったのかは立証できませんが、不活化して感染力が低減されることは間違いのない事実という結果が確認できました。

 

 

無垢材
(フローリング)

高温釜処理

東南アジア産の輸入材は、防虫・防カビのために薬剤による「燻蒸処理」を行うのが一般的です。無添加無垢材は、薬剤による燻蒸処理を行わず、約70℃の高温釜に1週間程度入れることで防虫・防カビ処理を行います。 また、出荷前には、冷凍殺虫も施しています。人や環境に有害な薬剤を用いない、安全・安心な「無添加無垢材」です。

 

インドネシア松 インドネシア産
インドネシア松 マツ科の針葉樹。中程度の硬さで、やわらかな木目が特徴。色は黄白色で上品な色合い。樹脂に富み、耐水性があるので、内装用材・家具材などの用途に最適です。無添加住宅では、特にA級品を厳選しています。
ロックファー ベトナム産
ロックファー シクンシ科の広葉樹。「シクンシ」は、はじめは低木状で、後につる状となるつる植物です。心材は褐色または黒褐色で、色調に差があり、別名アジアンウォールナットと呼ばれるほど、硬くて重厚感のある床材です。特に落ち着いたアンティーク調のお家にはピッタリ!

シンゴン インドネシア産
シンゴン マメ科の広葉樹。木質は軽く、適度なやわらかさが特徴です。色は淡い黄白色、木目は直通、見た目から「南洋桐」とも呼ばれます。天然の化学物質成分が大変少ないので、化学物質過敏症の方にも最適です。

アカシア柿渋塗装 ベトナム産
アカシア柿渋塗装

「アカシア」はマメ科の常緑広葉樹。材質は硬く、心材は濃い茶色、辺材は白色の濃淡があり、色差がはっきりしている素地に、柿渋塗装を施しています。

♣柿渋 ・・・ 柿渋は昔から広く使用されている防虫・防腐・防カビ性のある天然自然塗装材。番傘の上薬としても使われてきましたが、防水効果もあり、独特の光沢がでます。

 

 

天然石

クールーフマルチカラー

クールーフマルチカラー

 

クールーフグレー

クールーフグレー

無風状態では差がほとんど見られませんでしたが、約2.5m/secでは屋根表面までも大きな温度差が確認されました。※夏期の晴天時の屋根の上では平均風速2.5mです。なお、この数値は数カ所測定値の最も高温値を表したものです。

 

石だけれども軽い

広い面積の石を、引っ掛け工法で葺くので、重ねしろが少なく、現在普及している平瓦に比べ、約30%も軽く葺くことができます。そのため屋根が重くならないので、地震時の揺れ等に対しても、構造躯体に負担がかかりません。

 

環境、エコロジー、健康

天然石ですので生産は無公害。アスベストなどの飛散物質も全くなく、生産にあたって二酸化炭素を排出しません。また、引っ掛けなので石に傷を付けることなく、再利用が簡単にできます。

 

 

米のり
にわか
ぎんなん草

陽だまりの家

【写真1】陽だまりの家

無添加住宅キャビネット

 

心と体が元気になる家

【写真2】心と体が元気になる家

無添加住宅建具

無添加住宅は、木材の貼り合わせなどに使うのりすべてを、手づくりの米のりにしています。昔の大工さんは、朝一番、飯を木板の上で竹ベラでこねるのが仕事だったそうです。

 

米のりは木工用ボンドに勝るともおとらないっ着力があります。現存する古い仏像などもこれで作られています。無添加住宅のキャビネット【写真1】や建具【写真2】は米のりではりつけた集成材からできています。にかわは、動物の骨や皮を煮て精製してできるゼラチンです。現在では、食品や化粧品などに広く利用されていますが、昔は接着剤としても使われていました。にかわは高温では液状ですが低温では固形になる特性があります。米のりは接着するまでに1日以上かかりますが、にかわはたった5秒で接着できる、すばらしい瞬間接着剤だったのです。無添加住宅ではフローリングの接着などに使います。

 

和室の壁は、ぎんなん草【写真3】という海草を煮詰めドロドロにしたものと、ふるいにかけて天日干しにした山土と、アサギ粘土を混ぜたものです。ぎんなん草を煮詰めた液が、ふのりで、ふのりは、接着剤が弱く水に溶けやすいのが特徴です。障子にも使われていました。水に濡れるとたちまち溶けて容易に剥がせるのです。

 

ぎんなん草

【写真3】ぎんなん草

 

 

 

 

エネルギーを極力少なく

自然や素材の力を取り込む住宅

住んでからなるべくエネルギー消費が少なくお金のかからない家が良いと考えます。初期費用は抑えたものの、住んでみてからメンテナンス費や光熱費がたくさんかかってしまう家は意味がありません。わびすきでは、コストパフォーマンスにも配慮した、環境負荷やメンテナンス、光熱費が抑えられるエネルギー消費の極力少ない家をご提案します。

 

断熱・機密性能を上げる、自然や素材の力を取り込む

まずは断熱・機密性能を上げること。しっかりと断熱機密をすると室内を快適な温度にするための電気代、ガス代を極力抑えられます。窓の大きさや向き、太陽の光や風の取り入れ方にも注意が必要です。南からの光を取り込み、西からの強い光を遮断する。風が取り込めるような窓の大きさ、配置にする。きちんと自然や素材の力を取り込むことによって無駄なエネルギーを使わずに済む家になります。

 

長く使える材料を採用して、メンテナンス費用を抑える

またメンテナンス費用も極力抑えられるように、予算の許す範囲内でメンテナンス費用の掛からない材料をご提案します。例えば石の屋根は基本ノーメンテナンス(ステンレス金物の劣化による金物の取り換えは必要になってきます)。建て替え時に下ろしてまた使うことができます。無垢の床も研磨をすれば新しい面が出できます。オイルを塗って新品同様。無垢板の厚み分何度でも研磨ができます。漆喰壁も汚れたら紙やすりで削り、削りすぎたら漆喰を塗り足す。化学接着剤を使ったビニルクロスや合板フローリングは接着剤の寿命、30年あたりでボロボロになり貼替をしなくてはいけません。なるべく長く使える材料を最初に採用しておけば後のメンテナンスがぐんと楽になります。

長期優良住宅と無添加住宅のメンテナンス費用比較

 

光熱費を抑えても快適な住宅

断熱気密グレードについて HEAT20という団体が提唱している外皮グレードがあります。真冬時の体感温度がある一定条件においておおむね10度を下回らないG1グレード、おおむね13度を下回らないG2グレードのUA値を設定していしています。わびすきではG2グレードのUA値0.46(Ⅵ地域)と気密C値0.5以下を基本としてご提案をしています。また、木造戸建住宅用 温熱・省エネ統合計算プログラム“Energy Zoo”を用いて、外皮性能計算や、その結果を基に光熱費シミュレーション室温シミュレーション冷暖房能力シミュレーションなどを行って建物の性能をご提示、エアコン選定のアドバイスも行って、光熱費を抑えた快適な住宅を実現いたします。

施工費は少し上がりますが、光熱費で十分に戻ってくるので、結果的にコストパフォーマンスに優れた家になります。